Vital.vim をインストールした

vital.vim とは.

vital.vim とは

• Vim script のライブラリ群
• モジュールと言う単位で管理される
• モジュールは関数の集まり
• プラグインに組み込んで使う

どんなメリットがあるの?

• プラグイン同梱
  • ユーザが個別にインストールせずに済む
• バージョンの混在が可能
  • 別のスクリプトが使ってても大丈夫

デメリットは?

• ちょっと大掛かり
  • 小物に入れるのはためらわれる

vital.md · GitHub

vim-pukiwiki はとっても小物ですが, オリジナル版は alice.vim を利用して作られていてその依存をなくしたい.
vimの勉強ついでに vital.vim もいれてみることにした.

インストール

とにもかくにも NeoBundle でインストールする.

 NeoBundle 'https://github.com/vim-jp/vital.vim.git'

vitalizer

• vital をプラグインに組み込むためのプラグイン
  • vital 同梱
  • プラグインを試したいだけなら, やる必要はない. プラグイン開発者で vital.vim 利用者用
• :Vitalize コマンドで組み込める

 :Vitalize [options] {target-dir} [{module} ...]

• ということは最初にどんなモジュールがあるかを知らなければならない.
  • vim-pukiwiki でほしいのは,
  1. curl (HTTP) 部分 (vital-web-http.txt?)
  2. alice.vim 部分 (vital-system-file.txt?)
     1. ファイル操作
     2. system まわりか
• doc 配下のファイルで想像できるけどそもそもモジュール一覧はどこにある?
  • vital.vim も curl 必須らしい...
  • vimproc 呼び出す system 関数もありそうなものなのにドキュメントには見当たらない
    • 'Prelude' なの? system しかないの?
    • is_dict とかあった.
    • system だけほしい場合もなんかいれないとだめっぽい

    let V = vital#of('ujihisa')
    function! ujihisa#util#system(...)
      return call(V.system, a:000, V)
    endfunction

https://github.com/vim-jp/vital.vim/blob/master/doc/vital.txt

• とりあえず web-http を入れる

 :Vitalize . Web.Http

• 以下がインストールされた

 ./autoload
 ./autoload/vital.vim
 ./autoload/vital
 ./autoload/vital/_502eb72.vim
 ./autoload/vital/_502eb72
 ./autoload/vital/_502eb72/web
 ./autoload/vital/_502eb72/web/http.vim
 ./autoload/vital/_502eb72/data
 ./autoload/vital/_502eb72/data/list.vim
 ./autoload/vital/_502eb72/data/string.vim
 ./autoload/vital/_502eb72/prelude.vim
 ./autoload/vital/vim-pukiwiki.vital

• • vim-pukiwiki.vital の中身

 502eb72
 
 Web.Http

使ってみる

escape

 let VITAL = vital#of('vital')
 let HTTP = VITAL.import('Web.Http')
 echo HTTP.escape("ほげ")

• 勝手に? UTF-8 変換をする. URI エンコーディングの仕様？
  • そもそも PukiWiki が仕様にしたがっていないのか？

alice.vim の廃止からにしよう.

System.File の追加インストール

 :Vitalize . +System.File

• 以下がインストールされた

  ./autoload
  ./autoload/vital.vim
  ./autoload/vital
  ./autoload/vital/_502eb72.vim
  ./autoload/vital/_502eb72
  ./autoload/vital/_502eb72/web
  ./autoload/vital/_502eb72/web/http.vim
 +./autoload/vital/_502eb72/system
 +./autoload/vital/_502eb72/system/file.vim
  ./autoload/vital/_502eb72/data
  ./autoload/vital/_502eb72/data/list.vim
  ./autoload/vital/_502eb72/data/string.vim
  ./autoload/vital/_502eb72/prelude.vim
  ./autoload/vital/vim-pukiwiki.vital

• 以下のようにすると Web.Http はアンインストールされて, System.File だけになる.

 :Vitalize . System.File

• しかし良く見ると関数があまり用意されていなかった.
  • むむむ.

Q まとめ

• Q1) doc 配下のファイルで想像できるけどそもそもモジュール一覧はどこにある?
• A1) 現状ないらしい.
• Q2) vimproc 呼び出す system 関数もありそうなものなのにドキュメントには見当たらない
  • 'Prelude' なの? system しかないの?
• A2) 'Prelude' が system 関数をもっているモジュールで, その help は現状ないらしい.
• Q3) system とかの基本モジュール（ Prelude？ ）だけほしい場合もなんかいれないとだめっぽい?
• A3) Prelude をモジュール名に指定すればいい.

:Vitalize . Prelude

• ログ: vim-jp – Lingr

リンク集

• 本家配布元 https://github.com/vim-jp/vital.vim
• id:thinca さんの ujihisa.vim#3 での発表資料 https://gist.github.com/4006236
• その他
  • ライセンス http://vim-jp.org/blog/2012/07/02/vital-is-licensed-as-nysl.html

• • Delegation in Vim script:
    • http://ujihisa.blogspot.com/2011/02/delegation-in-vim-script.html
  • How to use Vital modules (in Japanese):
    • http://rbtnn.github.com/how-to-use-vital.vim/
  • Core concept of vital (in Japanese):
    • http://d.hatena.ne.jp/thinca/20110310/1299768323
  • How to make a vital module (in Japanese):
    • http://d.hatena.ne.jp/thinca/20110311/1299769233
  • API Reference (in Japanese):
    • http://d.hatena.ne.jp/kanno_kanno/20120107/1325949855

https://github.com/vim-jp/vital.vim/blob/master/doc/vital.txt